きらぼし銀行様
「Cloud BankNeo 預り管理」によるDXの推進
きらぼし銀行様では、「DXの推進」を中期経営計画の重要施策に掲げており、この取組みの1つとして、
従来紙で運用していた物品預り業務をシステム化し、業務用iPhoneで利用。
さらに、パブリッククラウド上で動作する預り管理システムの稼働を実現されました。
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導入ソリューション
Cloud BankNeo 預り管理
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導入時期
2023年5月
事務統括部 (左から、尾間様、後藤次長様、古明地様、榎本次長様、八重嶋様)
物品預り業務の紙運用における課題を、デジタルシフトによって解決することを目指しました。
当行は東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京の3行合併により2018年に発足しました。合併前の物品預り業務は、紙での運用とシステムを活用した運用とで旧行間の運用ルールが異なっていたことから、合併を機に紙運用に統一しました。一方、当行では近年、経営における重要施策の1つとして「DXの推進」を掲げており、今回、かねてより紙運用における課題として上がっていた「運用ルールの複雑さ及びこれに起因する非効率、事務ミス誘発」について、デジタルシフトによる解決を図るべく、検討を開始しました。(榎本次長)
「製品の完成度」と「パブリッククラウド基盤ならではのデータ共有のしやすさ」が魅力でした。
検討当初、3社の製品を比較検討する中、「Cloud BankNeo 預り管理」について詳しく紹介頂いた際には、豊富な導入実績や機能面の充実度において完成度の高い製品である印象を持ちました。さらに、当行渉外担当者が日々利用する業務用iPhone上でも利用が可能であったことや、機能のカスタマイズにも柔軟に対応できる点も大きな魅力でした。一方、当時当行では全社横断的なDX施策の取組みの1つとして、顧客データの有効活用による業務効率化やCRMシステムの導入による顧客対応力強化を進めており、導入するCRMシステムは、機能の柔軟性や拡張性に強みを持つセールスフォース・ジャパン社のパブリッククラウド基盤上で動作する同社のSaaS製品(Financial Services Cloud)でした。その為、物品預りシステムについても、同じSalesforce基盤上で動作する「Cloud BankNeo 預り管理」を選択することで、物品の預り/返却における予実情報をCRMシステム側にも自動共有させる等の情報連携が可能となり、当行が考えるデジタル戦略と合致したことが最終的な決め手となりました。(古明地様)
ペーパーレス(帳票削減)によるコストダウン、業務効率化・事務ミス減少効果が表れています。
試行稼働ののち、現在は、全164店舗 約2,500人の職員がBankNeo預り管理システムを業務用iPhoneで日々利用しています。従来の紙ベースでの運用に比べ、お客様からの物品預り情報をiPhoneに登録し、電子サインで授受を行うフローにしたことにより、「帳票削減、業務効率化及び事務ミス低減」など期待通りの効果が表れています。(尾間様)
お客様の新しい価値を創造する「金融にも強い総合サービス業」を目指して
きらぼしグループは、お客様の新しい価値を創造する「金融にも強い総合サービス業」となることを将来像に掲げており、その実現に向けた重要な手段として「DX推進」に全社で力を入れています。この点を踏まえて、今回の「Cloud BankNeo 預り管理」の導入は、当行が掲げる顧客データプラットフォーム戦略の推進及び顧客データの蓄積にも繋がっています。ビジネス環境の変化は年々早くなっており、本システム以外のデータも含め、一元管理された情報をいかに活かしていくか、私自身とても期待しております。(八重嶋様)