紀陽銀行 様
事務の厳正化と業務の効率化を実現
タブレット端末活用の一環として、預かり物件管理システムを導入された紀陽銀行様では、複雑化していた事務の効率化とシステム化による厳正化の両立を実現されました。
-
導入ソリューション
BankNeo預り管理
-
導入時期
2020年2月
事務システム部 事務管理・BPR担当 副主任 上野真嗣様
紙の受取書というレガシーからの脱却 事務負担を大幅に軽減
当行では、お客さまから現金や通帳など(以下:預かり物件)をお預かりする際、担当者は物件の授受証跡として、預かり物件や金額などの必要事項を記入した
銀行所定の紙の受取書を発行していました。
受取書の記入方法を習得するまでに多くの時間を要していること、また受取書への記入ミス等による帰店後の訂正作業が非効率であることが長い間課題でした。
受取書への記入方法を個々の経験やスキルに委ねるのではなく、システムに委ねることで業務を標準化し、事務負担が軽減された時間を顧客とのコミュニケーションの時間に充ててほしいという思いから、システム導入に向けプロジェクトに着手しました。
基本的な性能の良さに加えて、銀行に寄り添ってくれる姿勢が印象的でした。
FIT展で実機を手に取らせていただいた第一印象はパッケージ製品として必要な機能が備わっており、シンプルで分かりやすいと感じました。
そのままの内容でも導入出来るシステムではありましたが、銀行独自の文化にどう馴染ませていくかという問題もありました。当行の場合、なるべく現場を混乱させないよう、システムの制約に合わせるより、現場のフローに合わせたシステムを構築したいと考えていました。
検討開始時、他にも複数ベンダーからご提案をいただいていましたが、導入時のサポート体制が充実していること、開発に関する費用感、そして何より当行の文化をご理解いただけたことが決め手となりJASTさんを選ばせていただきました。
現在も、現場から上がる要望等について細かく相談させてもらえているので、心強い存在です。
預かりから処理、返却までのプロセスを一元管理し、担当者・管理者の事務負担を軽減!
預かり業務をシステム化するにあたりこだわった点は、「業務の効率化」と「事務の厳正化」の両立です。
現場行員の負担を軽減しつつ、システムへの登録誤りを減らす為導入前の研修にも力を入れました。JASTさんにはマニュアル作成を手伝って頂きました。
預かり物件管理システムにおいて、お客さまからのご依頼事項を画面上で段階的に選択(タップ)していくことで、預かり物件の候補が表示され、物件を選択できる仕組みを構築いただけたことにより、経験が浅い担当者も感覚的な操作で正確にお預かりすることが可能となりました。
預かった物件の視える化が進み、省略された管理紙帳票は10種類。預かり業務に関する担当者・管理者における帰店後処理にかかる事務取扱時間は大幅に短縮されました。
本システムの導入により、今後もさらなる事務の効率化に努め、それにより生まれた時間を各種ご相談やコンサルティングに充てることで、より一層のサービス向上を目指します。
(2021/2/22時点)